大阪エリアマネジメント活性化会議とは

官民協働で魅力あふれるまちに...

大阪エリアマネジメント活性化会議は、エリアマネジメント活動に取り組む民間団体と大阪市により、大阪の資産価値向上と経済活性化のため、官民による新たな公益性の創出、都市プロモーション活性化、安全安心のための情報ネットワークの構築、観光地域まちづくりの推進など、実現性の高い仕組みづくりによる官民協働の都市経営の推進を目的として、2017年1月に設立されました。

活動内容
  • 各エリアマネジメント団体の活動計画及び報告などの交流促進
  • 「大阪エリアマネジメント活性化ガイドライン」の充実
  • その他本会の目的を達成するために必要な事項
「エリアマネジメント」とは…

地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主・地権者等による主体的な取組を広く意味するもので、その活動は、にぎわいづくり(イベント等)、情報発信、防犯・防災、環境・景観の維持、公共空間の整備・維持管理など、エリアの特性に応じて多岐にわたっています。

都市大阪と官民連携 伝統を未来に

大阪は、古代の難波宮から現在に至る、1370年を越える繁栄の歴史を持つ。都市の発展には、市民の活動が欠かせなかった。近世にあっては、主要な橋梁の建設や運河の 浚渫( しゅんせつ ) など、地域の人々が多くの公共事業を請け負った。近代にあっても、大阪城復興天守閣や中央公会堂の建設、御堂筋の拡幅など、市民の寄付や応分の費用分担をもって、都市の主要な機能が整えられてきた。官民連携の都市経営は、大阪の伝統である。

その背景には、公共のために資することを善とする市民の意思があり、公益のために実践することを是とする共同体の覚悟がある。その精神は「売り手よし、買い手よし、世間よし」という、商都である大阪に固有の「三方よし」の考え方に 収斂( しゅうれん ) する。それは自身の利益を追うだけではなく、他者の立場にも利することで、はじめて良い地域社会が実現するという信念である。

このような哲学のある大阪にあって、他都市に先駆けてエリアマネジメントに関する制度を整え、官民連携による地域の価値を高める独自の活動を活性化させていることは必然である。私たちは今後も、官と民、地域と地域が強く絆を結ぶことで、さらに優れた都市を創造し、大阪流のまちづくりを継承してゆくことを確信している。

大阪エリアマネジメント活性化会議座長大阪公立大学研究推進機構特別教授

橋爪 紳也

部会について
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