エリア紹介

歴史と未来が交差する 水の都・大阪

大阪は、古代より豊かな水運に支えられ、経済と文化の中心的都市として繁栄してきました。現在では、各所に風格を備えた魅力ある都市拠点が形成され、多様な都市機能が集積する西日本の中枢都市となっています。都心部には大規模なオフィスビルや商業施設が立ち並び、一方で、悠久の歴史を今に伝える多くの資源が織りなす魅力的なまちなみは、市民や来街者に広く親しまれています。

大阪の都市空間は、これまで「キタ」と「ミナミ」とつなぐ南北軸を中心に発展してきました。大阪市の中心部を南北に貫く御堂筋を中心として、梅田から天王寺に至るエリアに、ビジネス、商業、文化、観光などの都市機能が集中し、都市の経済的成長を牽引するとともに、国内外から集う人々の交流の場となっています。

さらに、近年、「ヒガシ」の京橋・森ノ宮から、水都大阪のシンボル中之島を経て、「ニシ」のベイエリアに至る東西軸は、文化、観光、学術、交流機能が集積する都市軸としてその重要性が高まっており、大阪全体の発展を牽引する新たな都市空間の創造に向けた様々な開発プロジェクトが進行しています。

これらの都市拠点においては、各エリアの特性や開発動向を踏まえて、特色ある様々なエリアマネジメント活動が展開されています。

大阪は、自治の精神に富んだ市民が、担い手となって魅力あるまちを形成してきた歴史を持っています。人口減少社会を迎え、「開発=つくること」だけではなく、その後の「維持管理・運営=育てること」までを考えたまちづくりの重要性が高まる中、民間団体による多様なエリアマネジメント活動の展開は、持続的な都市の成長と、活力や魅力あるまちづくりの実現に大きく貢献しています。

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